《最優秀賞》茂木 美穂さん(専修大学)
この度は、最優秀という素晴らしい賞を頂きとても光栄に思います。何本も作った中で、自分でも1番大学らしさが出ているこのコピーが選ばれ、嬉しく思います。また、実際にCM制作を体験させて頂きとても貴重な経験となりました。最後に、関わってくださった皆さん本当にありがとうございました。
《優秀賞》中村 聡美さん(外語ビジネス専門学校)
大変素晴らしい賞をいただき、嬉しく思います。自分の考えたセリフが、プロの方々の手により「CM」という形になっていく様子はまさに感動的でした。応募する機会をくださった先生、ご協力くださった皆様に心から感謝申し上げます。このCMが、学び直しを考えている社会人への後押しとなれたら幸いです。
《優秀賞》杉原 翔太さん(HAL東京)
この度はこのような素晴らしい賞を頂き、とても光栄に思います。賞をきっかけにできた経験や人との出会いで、自分自身大きく成長することができました。CM制作というプロの現場に立ち会えたことも、将来に繋がる貴重な経験になりました。今回関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。
《ブロック賞》
熊谷 静太郎さん(立命館大学)
長濱 里咲さん(梅花女子大学)
大野礼葉さん・武田将次さん(島根県立大学)
下吹越 可南子さん(広島大学)
若松 大生さん(専門学校九州ビジュアルアーツ)
三谷 華蓮さん(長崎純心大学)
藤巻 英人さん(岩手医科大学)
菅野 ひよりさん(宮城学院女子大学)
森 信太朗さん(大原介護福祉専門学校沼津校)
齋藤 羽琉さん(中京大学)
伊藤 美琴さん(中京大学)
特別審査員からの総評
【特別審査員長/弘兼憲史氏】
ブロック選考を通過した14作品の中から上位3作品を選ぶのにも苦労したが、最終的に絞り込んだ3作品のどれが最優秀賞を獲っても不思議ではないほど、全体のレベルが高かった。
(優秀賞の)「外語ビジネス専門学校」は、10代から50代まで幅広い年齢層が学んでいるというアピールポイントが、コピーの中できちんと訴求できている。その上で、「就活」と「終活」をダジャレのようにかけているといった構成が、ほぼ完璧に近いぐらい巧かった。
(優秀賞の)「HAL東京」は、バーン!やボーン!といった擬音での論争を聞かせた上で、最後に実際の音を聴かせる構成になっており、リスナーは、自分はどちらの擬音に近いと感じるのか考させられることで、印象に残るCMになっている。
(最優秀賞の)専修大学は、卵が品薄になっている理由に、鳥インフルエンザや飼料の高騰といった一般的なものを挙げた上で、卵かけご飯のブームや卵シャンプー動画の流行という、やや現実味の無い理由を挙げたところで、「真実を見極めろ」というキャッチコピーをぶつけてハッとさせるが、最後に「たまたまじゃない?」と投げやりなオチを付けている。この構成が非常に面白く印象に残ったことから、最優秀賞とした。
審査を振り返ると、本当に3作品とも良い出来だったと思う。
【特別審査員/谷山雅計氏】
今年は例年に比べても、全体的に非常にクオリティが高かったと思う。特に上位3作品はアイディアだけでなく、細かいところの言葉の選び方や構成なども含めディテールが詰められており、広告としてほぼ完成しているレベルだと言える。若い方のための賞で「完成度」ばかりを褒めて良いのかという迷いもあるが、やはり、学生コンテストでいますぐ実際にオンエアしたいラジオコピーが作れている事実は素晴らしく、素直に称賛したいと思う。
また、最優秀賞や優秀賞に選ばれなかった作品にもどこか一つはかならず良いところがあって、その部分を活かして他を修正すればもっと良くなるだろうという、「可能性」のある作品だらけだと感じた。去年までは正直そこまでの気持ちにならなかったが(笑)、今年は最終審査に残った作品すべてについて、一つひとつアドバイスして改良してみたいという気持ちを覚えた。それほどまでに全体のレベルが上がっているということなのだろう。
【特別審査員/箭内道彦氏】
それぞれの作者が、自身がその学校で学ぶ意味を改めて考え、表現を通して定着・アピールする機会。それがこのアワードの稀有な価値のひとつです。今年は特にハイレベルな作品が多く集まりました。
最優秀賞の「専修大学」は、誤解や曲解・早合点が非常に多い社会への警鐘を、若い視点で瑞々しく描いた秀作。
優秀賞「外語ビジネス専門学校」は、40代の学生によるもの。幅広い年齢層の人が学ぶ学校だということがよりリアルなメッセージになっています。
同じく優秀賞の「HAL東京」は、バーン!ボーン!という無邪気な擬音での論争も面白く、最後に実際にその音を聴いて、リスナーがどういうオノマトペを当てはめるのかを試されているような、双方向性があるラジオCMでもありました。