2021年 入賞作品

《最優秀賞》岩﨑 良太さん(明治薬科大学)

まさか自分が、という驚きでいっぱいです。あまり日の当たらない4年制薬学部を題材としたCMで賞を頂き、嬉しく思います。このCMをきっかけに創薬分野、そして明治薬科大学にも興味を持ってくれれば幸いです。学生生活の最後に良い思い出ができました。関わって下さった皆さん、本当にありがとうございました。


《優秀賞》西沢 美寿紀さん(目白大学)

この度は素晴らしい賞を頂き、誠に光栄に思います。このCMは「大学へ、毎日笑いながら登校できる日常に早く戻りますように」という想いを込めて作りました。自分の原稿が、プロの手によりカタチになっていく様は圧巻でした。ゼミの先生や仲間、コンテストに関わる全ての方に感謝を申し上げます。


《優秀賞》鈴木 史哉さん(国立大学法人 群馬大学)

この度、優秀賞を頂きとても光栄に思います。初めてのCM制作で戸惑うこともありましたが、ご尽力された方々のお陰で良いCMができ、それがこのように評価されたことは嬉しい限りです。また今回このような経験をさせて頂けたことで自分の新たな可能性を発見することができました。本当に有難うございました。


《審査員特別賞》石川 采璃小さん(甲南大学)

今回私の作品のために審査員特別賞を設立して頂き、本当に光栄に思います。実際のスタジオでCM制作を体験させて頂くことができ、数秒のCMに、こんなにもたくさんの方々の技が詰まっているのだと、とても勉強になりました。すごく楽しかったです。関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。


《ブロック賞》
本間 大雅さん(北海道芸術デザイン専門学校)

佐藤 一真さん(盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校)

神谷真理子さん・輿五澤なつきさん・丹羽野々華さん(常葉大学短期大学部)

杉浦 真実さん(名古屋文化短期大学)

髙塚 小雪さん(名古屋外国語大学)

阪口 魁星さん(HAL大阪)

加藤 鈴香さん(総合学園ヒューマンアカデミー広島校)

松本 花音さん(学校法人龍馬学園 国際デザイン・ビューティカレッジ)

小西 賢太郎さん(KCS福岡情報専門学校)

トレーニング研究同好会さん(医療福祉専門学校 緑生館)

特別審査員からの総評

【特別審査員長/弘兼憲史氏】

 今回の14作品は、どの作品が上位に入っても良いレベルで、審査も白熱した。最終的に決選投票となり、最優秀賞、優秀賞の上位3作品を選出したが、いずれも僅差であった。CMコピーが面白く高評価であった甲南大学は、審査員特別賞とした。最優秀賞となった明治薬科大学のCMには、『実は、薬を作る新薬開発の成功率もおよそ3万分の1』というコピーがあり、やりがいがあまりないようなところでも頑張りたいと、最後にマイナスをプラスに持っていく点を評価した。目白大学は、大学まで通う坂を上るのが大変しんどい、言い換えれば、しんどいから行きたくないというマイナス面を逆手にとった発想が面白く、上位作品として選んだ。群馬大学は、沢山の情報量を見極める視点を磨こうと訴求した点を評価した。今回は大変難しい審査であったが、上位に入れなかった大学も良い作品揃いであったと思う。

【特別審査員/谷山雅計氏】

 年々レベルが上がってきており、最終選考に残った作品の差は僅かだったと感じる。僕自身は、目白大学の『通学路のきつい坂道』をアピールポイントにした視点を特に評価した。学びの本質ではないかもしれないが、学生生活を振り返った時に、そうした特徴が何よりの財産になるという事は充分に有り得る。そこを敢えて推す事により、他とは違う大学のキャラクター・人格付けをする試みはユニークであった。一般的に大学生にラジオCMを考えて貰うと、表面的な部分(どんな音楽でどんな語り手で・・・)といったところばかりに興味がいってしまう傾向があるが、このコンテストでは『何を伝えるか』のコアを捉えようとしている人が多く、非常に頼もしいと感じた。この傾向が続けば、来年からも益々のレベルアップが期待できると思う。

【特別審査員/箭内道彦氏】

 全体的にレベルが上がったという印象を抱いた。背伸びをしたり誰かの真似をしたりするのではなく、自分の声や言葉でラジオCMを作れるようになっていると感じた。明治薬科大学の『でも、ゼロじゃないじゃん』という言葉や、大学へ登校途中の友人二人の会話で作られた目白大学のコピーは、今を生きるリアルな『実感』から生まれた言葉である。彼女達がコロナと向き合う現在も、そこにあるように思う。若い人達の瑞々しさと頼もしさ、それがきちんと作品になっていた。