2026年 入賞作品

《最優秀賞》畑野 友愛(日本大学)


光栄な賞をいただきありがとうございます。アイデアを形にする難しさと、それを超える圧倒的な楽しさを知りました。最高の形に仕上げてくださり、評価していただいたことが嬉しいです。携わっていただいた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。またいつか胸を張ってこの場所に立てるようにこれからも頑張ります。


《優秀賞》植場 奏(国立音楽大学)


このたびは優秀賞を賜り、心より嬉しく思います。多くの方々に支えていただき、創立100周年を迎える国立音楽大学のCMを一つの形にできたことは、私にとって非常に貴重な経験となりました。
関わってくださった皆様に、心より感謝申し上げます。この経験を今後の学びに生かしていきたいです。


《優秀賞》河原 千佳歩(長崎大学)


この度はこのような素晴らしい賞をいただき、大変光栄に思います。FM長崎の皆様、制作に携わってくださった全ての方々に心より感謝申し上げます。CM制作では、自分の頭の中のイメージが色づいていくような感動があり、貴重な経験になりました。少しでも水産学部に興味を持ってもらうきっかけになれば幸いです。


《ブロック賞》

浅井 結羽(北海道芸術デザイン専門学校)

金澤 陽太(青森中央学院大学)

小松 香穂(丸の内ビジネス専門学校)

鈴木 紅羽(常葉大学)

中西 美月(中京大学)

小林 美月(HAL名古屋)

西田 京志郎(大阪芸術大学)

榎田 篤人(HAL大阪)

三上 直太郎(松江工業高等専門学校)

西村 日菜詩(山口芸術短期大学)

宮本 大輝(熊本大学)

特別審査員からの総評


【特別審査員長/弘兼憲史氏】
今年も、最終選考に残った全ての作品について、皆で討議しましたが、例年になく3人の特別審査員の意見がほぼ近いところに集まりました。全体的に目覚ましくレベルアップしていて、完成度の高い作品が集まったと感じました。
最優秀賞となった日本大学の畑野友愛さんのCMコピーは、ひとつの事件をテーマに、マンモス大学にある数々の学部を次々に登場させ、ストーリーに上手くあてはめながら、最後のオチも学部に関連付けるというテクニックが非常に素晴らしいと思いました。
優秀賞となった国立音楽大学の植場奏さんのCMコピーも素晴らしく、僕が一番好きなのは、「全部が誰かの本気だ」というフレーズです。音楽大学を目指す人は、おそらく子どもの頃から音楽に打ち込んでいる人ばかりで、そのような人達に強く訴求できるコピーだと感心しました。
そして、私がかなり推したのが、長崎大学の河原千佳歩さんの作品で、「役立つことばかりが研究じゃない」というフレーズが最も気に入りました。大学の研究とは、正にそういうものだと思います。いきなり何かの役に立つわけではないような事を、延々と追求し続けるのが大学の研究だと感じていて、そうした尊いところを大学の魅力として打ち出したのが素晴らしいと思いました。水産学部が設置されている大学は日本に3校しかないとの事ですが、そうした点のアピールにも繋がっていると感じ、良い作品だと思いました。

【特別審査員/谷山雅計氏】
自分の通う大学のCMコピーをつくるというのは、実のところすごく難しいことなんです。どうしても単なる身勝手な自画自賛になってしまいがちで、受け手に魅力的と思ってもらえるアイデアを仕上げるには、プロと同じような「第三者的な目線」を持たなければいけないわけですから。その点、ことし上位に選ばれた作品には、「他者の眼」からでも学校のいいところが光って見える設定やエピソードが的確に用いられているものが多くあると感じました。
例えば、優秀賞に選ばれた国立音楽大学の植場奏さんの作品は、「学校の廊下をうるさくしている音がすべて学生たちの本気だ」と表現していますが、それは大学の資料などで「誇るべき点」として強調されてはいるところではきっとないでしょう。そこを切りとってきて魅力の本質として提示していることこそ、優れたクリエイティブなのだと感じます。
ブロック賞にとどまったものの、青森中央学院大学の金澤陽太さんの作品にも同様なことを感じました。豪雪でへこたれそうになっても大学へ行くという、マイナスに受けとられかねないシチュエーションをあえて描きつつ「生徒たちの大学愛の強さ」を示すやりかたは、新鮮かつ「この学校だからこそ言える」チャームポイントの発見になっていました。
もちろんグランプリの企画の見事さは言うまでもありませんが、ことしは「ほんとうの意味での自分の大学のPR」ができている作品が多数あり、例年ならば当然受賞に値していただろうというものが他にも目白押しでしたね。大きな拍手を贈りたいです。

【特別審査員/箭内道彦氏】
今年のJFNラジオCMコンテストは、レベルの高さに驚くと同時に、とても嬉しく思いました。それぞれのコピーの作者が皆、自分の学校や自分が学んでいる事への誇りが、作品にしっかりとにじみ出ています。
最優秀賞となった畑野友愛さんの通う日本大学は、日本一のマンモス大学ですね。その規模の大きさの中にどれだけ多くのものが詰まっているかを、改めて世の中に届けるCMコピーになっています。
優秀賞の国立音楽大学の植場奏さんの作品は、学校の廊下がうるさいというネガティブなところから入りながら、それら全部が誰かの本気だというポジティブな視点へと鮮やかに逆転させ、最後に文字数の少ないシャープなコピーで、音楽の持つ力と、それを学ぶ人たちの想いを伝えていくれています。
もう一つの優秀賞、長崎大学の河原千佳歩さんの作品の良いところは、実際の授業での話がこの企画のスタートになっている点です。大学で学ぶ日々の実感と瑞々しさからCMの企画が生まれています。ラジオを聴いている人が知らないような知識を得られる内容も良いと思いました。
最後に、優秀賞には選ばれませんでしたが、青森中央学院大学の金澤陽太さんの作品についてもコメントしておきたいです。豪雪の中それでも学校へ行くという設定に、若い人達が真っ直ぐに何かを学ぶ輝きのようなものを感じたのと、この作品から、青森だけでなく、全国各地に様々な環境の大学がある事を感じることができました。