私たちの宝である海を未来へつなぐため、さまざまなゲストをお招きして、海の魅力、海の可能性、海の問題についてお話を伺っていく「Know The Sea」。Podcastなどを介してお届けしているこのコンテンツは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環です。
今回は、アメリカ生まれ日本育ち、現在はハワイと日本を往復する二拠点生活を送るタレントのリサ・スティッグマイヤーさんに、ハワイで海と共に暮らす、タフで美しい日常についてお話を伺いました。
ハワイの朝4時半から始まる「鉄人主婦」の日常
ハワイと日本を行き来するリサさんですが、現在の生活の拠点はハワイにあります。12歳と14歳のお子さんの子育て真っ最中で、「ほとんど主婦業がメイン」だと言います。
ハワイでの朝は非常に早く、プール練習がある日は朝4時半に起床することもあるそうです。日本のように公共交通機関がないため、子どもの送迎や部活の送迎が主な仕事となり、朝早くから道路が混み合うほど皆が活動しています。その代わり、一日の終わりは早く、夕方には家族が家に戻るのが一般的です。
しかし、お子さんが学校に行っている間は、リサさんの自由時間です。そこで楽しむのが、大好きな海でのスイミングや自然の中でのスポーツです。
「ハワイはほとんど毎日お天気。日の出を見るために早起きして海に行くと、雨が降った後には必ず虹が出るんです。虹が一つだったり、ダブルだったり。車のナンバープレートが虹になっているくらい、まさにレインボーステイト(虹の州)だと改めて感じます」と、ハワイの自然がもたらす感動を語ってくれました。
トライアスロンからオープンウォーターへ
リサさんはトライアスリートとしても知られており、かつてはスイム3.8km、バイク180km、ラン42.195kmの合計226kmを走破する「アイアンマン」にも挑戦していました。
現在はトライアスロンの大会からは遠ざかっていますが、代わりに海や湖を泳ぐオープンウォータースイムの大会に主に出場しています。トライアスロンの中でも泳ぐパートが一番好きだったリサさんにとって、海は最も得意なフィールドです。
毎日違う表情を持つ「海のデトックス効果」
プールと違い、自然の中で泳ぐオープンウォータースイムの魅力について、リサさんは「海は毎日表情が違う」ことだと語ります。波の有無、透明度、潮の満ち引きなど、毎日異なる海の動きを感じ取り、安全を判断しながら泳ぐことが重要です。
特にリサさんが海に惹かれる理由が、そのデトックス効果です。
「朝嫌なことがあっても、海に入るとすべて忘れられる。無になれるし、泳いでいるときは会話もしなくていい。海が私たちをつないでくれている、素晴らしいところです」
ハワイの海には、イルカやウミガメ、様々な魚が生息しており、その日によって何に出会えるかわからない一期一会も魅力です。優雅に泳ぐイーグルエイ(トビエイ)の姿を見ると、何度見ても感動すると言います。
海洋環境の変化と未来への願い
毎日海と触れ合うリサさんは、その環境の変化にも気づきを抱いています。
ハワイでもサンゴの白化現象や、大雨の際に運河の汚水が海に流れ込む汚染問題が起きています。また、「昔と比べたら魚が減ってきているような気がする」「ビーチが狭くなってきている」といった、温暖化が原因とみられる変化を肌で感じています。 リサさんは、こうした現実を子どもたちにも伝えており、学校の教育と連携しながら、ビーチクリーニングなどの活動にも積極的に参加しています。
海峡横断への挑戦と「笑顔のゴール」
リサさんは今後、ハワイの夏に開催されるオープンウォータースイムのレースへの参加に加え、海峡(チャンネル)スイミングへの挑戦にも意欲を見せています。例えば、モロカイ島からオアフ島へ泳ぐといった、過酷なチャレンジです。
そして、どんなレースでもリサさんが大切にしている目標は、「どんなに辛くても、必ずフィニッシュするときは笑顔でゴールする」ことです。
もう一つの夢は、思春期のお子さんと一緒にオープンウォータースイムのレースに出ること。「親子で一緒に海である程度の距離を泳げるようになったら、素晴らしい思い出になりそう」と、海が家族の絆を深める存在であることを願っています。
リサさんにとって海は「元気をくれる存在」であり、これからもリスペクトし大切にしていきたい場所です。そのリセットされた心と笑顔のゴールを目指す姿は、多くの人々に元気を与え続けています。

このコーナーはAuDeeでも配信中です。ぜひアクセスしてみてください!





