タレント

杉浦太陽

2024年6月からスタートした音声コンテンツ「Know The Sea」。私たちの宝である海を未来へつなぐため、さまざまなゲストをお招きして、海の魅力、海の可能性、海の問題についてお話を伺い、Podcastなどを介してお届けしていきます。このコンテンツは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環です。

今回のゲストは、タレントの杉浦太陽(すぎうら たいよう)さん。世界や日本各地でのダイビング、船舶免許を取得しての釣り、そして、環境活動についてお話を伺いました。

物心ついた頃から瀬戸内海で遊んでいた

海が大好きで、さまざまなマリンレジャーを楽しんでいるという杉浦さんに、まずは海を好きになったキッカケについて教えていただきました。

「海は生まれが岡山県。ですから、物心ついた頃から瀬戸内海、海は見ていました。小さい頃から海水浴をし、釣りも幼い頃に始めて大人になるにつれてのめり込んでいったという感じですね」

海のどんなところが好きなのでしょう?

「海は学べることがたくさんあります。だから、海のことも『自然の先生』と呼んでいます。楽しいだけじゃなくて厳しさだったり、環境問題を目の前でダイレクトに感じたり。そして、晴れの日があれば風が吹く日もあって、その日によって表情が全く違うので教わることばっかりです」

パラオの海で出会ったジュゴンが忘れられない

そんな杉浦さんは、スキューバダイビングが趣味。20歳の頃から始めて今までに何百本と潜っているそうですが、ハマったキッカケは何だったのでしょう?

「“パラオ”で潜ったのがキッカケですね。天国のような島でした。そこで、生のジュゴンを見れたんです。こんなところにジュゴンが生息してるんだと思って感動しすぎて、そこからいろいろな国、日本各地で潜りましたね」

「氷の下のロマン」を求めて流氷ダイビング

今まで潜った中で、面白かったダイビングスポットを教えてくださいました。

「面白かったのは、流氷。北海道の流氷に穴を開けて潜りました。ドライスーツの中も厚着をして入りましたが、30分ぐらいしか潜れないほど寒かったです。そこでは、クリオネ探しに潜ったのですが、流氷は表層が淡水で2~3m潜ると海水なんですよ。例えば、ガムシロップを水に溶かすともわーんとなりますが、あの景色がしばらく続いて、もっと沈むとクリアなブルーの景色が待っているんですよ。そんな流氷ダイビングをする理由は、氷の下のロマンを求めてじゃないですかね。普通の海とは生態系も違いますし、海の色も違って南国のブルーとは違う寒い世界の青なんです」

期間限定の上、流氷が来る年来ない年もあるので、流氷ダイビングができて最高だったとおっしゃっています。

ダイビングで今年デビューしたのは・・・

さらに、2024年の今年はダイビングで初体験もされたそうです。

「沖縄県の石垣島で、親子ダイビングデビューをしまして。長男が中学2年生、次男が小学6年生なのですが、親子3人で潜りました。次男は本当に初めてだったので、潜るレクチャーから全部行いました。そして、その次男が人生初めて潜っていきなり見たのがマンタです。それってすごくないですか」

初めてのダイビングでマンタを見たらハマってしまいそうですが、「そう、初めが大事。『なにこれ楽しい!』と思わせたら勝ちなんでね」と、家族にダイビング仲間が増えそうな予感がしたのか嬉しそうでした。

そんなところにマグロが!?Myクルーザーで釣りへ

そんな杉浦さんは、釣りも大好き。今年は1級の船舶免許を取得し、クルーザーも購入。そのマイクルーザーで釣りへと出ているそうです。

「釣り船じゃなく、自分が船長として海に出て釣りに行っています。だから自由なんですよ。最近ではマグロを追い求めて5、6回船を出しています。ただ、全敗でした」

そんなに気軽にマグロは釣れるものなのでしょうか?

「この前は目の前で跳ねまくっていたんですよ。イルカみたいにアーチ状に魚体が全部ドバーって出て。そんなマグロは相模湾にわんさかいて、今年1000匹ぐらい見ました。それなのに釣れなかったという」 釣れなかったものの、釣り友達からマグロをもらえたそうです。

釣った生のカツオは食感が売っているものとは違う

釣った魚はキャッチ&イートで全て食べるとのこと。そこで、オススメのお魚を伺ってみると

「今年のカツオが良かったですね。脂がのっている戻り鰹。一般的なカツオは、遠洋漁業で獲った冷凍ものがスーパーに並んでいます。でも、自分で釣ったら生じゃないですか。それが食べたことのない食感で、刺身がモッチモチで餅のようでした」

ダイビングで沈没船を探索したい!?

そんなマリンレジャーを満喫している杉浦さんに、次はどこで潜りたいのか伺いました。

「『ミヤコブルー』がいいですかね。沖縄県の宮古島も潜りましたが、まだ潜り切れていないので。沈没船がありまして、そこはあえて魚の巣にしているみたいで、引きあげないパターンの船。そこが観光ツアーに入っているんです」

清掃ダイビングに外来種駆除にも参加

そういった海遊びを楽しむ中、海の環境の変化も感じていらっしゃるそうです。

「海の汚れ具合と温暖化が気になりますね。僕も『清掃ダイビング』という海のゴミ拾いに結構参加したことがあって。防波堤からダイビングして、沈んでいる放置自転車などを全て持ち上げるといった海底の掃除をしました。あと、富士五湖のひとつ“河口湖”にも潜って掃除しました。昔、ブラックバス釣りがよく行われていたので、ルアーやワームなどがいっぱい沈んでいるんですよ。それをみんなで何百キロととりましたね」

清掃ダイビングに参加したキッカケは、ダイビング仲間から誘われてとのこと。さらに、外来種駆除も実施していると教えてくださいました。

「北海道の洞爺湖は、“ウチダザリガニ”というフランス料理などで使われる高級ザリガニが、生命力が強すぎて繁殖しまくっている状況で。それを駆除しようという活動があって、潜りながらザリガニを捕まえました。あとは、和歌山で潜った時に“オニヒトデ”を駆除しました。オニヒトデはサンゴを食べるのですが、それを和歌山でやるんですよ。沖縄だったらわかりますが、今では和歌山の海にサンゴがブワーっと広がっていて。黒潮に乗ってやってきても普通は冬に死んでしまうのですが、温暖化で越冬しちゃって繁殖というパターンです。そういったことを目の当たりにすると、環境について考えるようにもなります」

見聞き・体験することで海を大事にしようという気持ちが芽生える

最後に、そんな海の環境について、ダイビング仲間も含め、どういった危機感を持っていらっしゃるのか伺いました。

「ダイビング仲間も危機感を感じている人が多いですね。また、釣り人も感じています。サンマが北上したとか、シシャモがとれないといった魚種の変化が色々あるじゃないですか。そういったものは、一次生産者や海に関わっている仕事の方達とお話すると僕らも意識するようになるので、より海を大事にしようという気持ちが芽生えますね」

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