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放送後記

#21 郡山観光交通株式会社

#21 郡山観光交通株式会社

2024.2.24~OA

福島県

第21回「お客様と社員の生きがいを循環させる」郡山観光交通株式会社に聞いてみた!

ゲスト郡山観光交通株式会社 代表取締役 山口松之進さん

『となりのカイシャに聞いてみた supported by オリックスグループ』。
この番組は、地域が主役の企業応援ビジネスバラエティ。
オリックスグループの提供でお届けします。
パーソナリティは、フリーアナウンサーの小堺翔太さん。
場所ごとに地元のアシスタントとともに、ゲストのお話を伺っていきます。

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今週はふくしまFMより、アシスタントの菅野彩美さんとともにお送りします。
ゲストは郡山観光交通株式会社 兼 株式会社孫の手の代表取締役、山口松之進さんです。(OAでは、松之進さんという素敵なお名前の由来も聞いてみました…!)

郡山観光交通は1955年の創業以来福島県郡山市の重要な足として地域を支えてきたタクシーグループです。また、タクシー事業を母体にして旅行業である孫の手トラベルの運営も行っており、「地域密着」を体現したカイシャです。

タクシーを”日用品”にするために

まずは郡山観光交通の核となるタクシー事業について伺いました。
山口さん「昭和30年にタクシー会社として創業し、そこから不動産業など事業拡大してきました。最近は観光や食関連の事業も手掛けています。」
小堺さん「それらの事業はやはり地域密着の想いから始められたんですか?」
山口さん「昔は買い物などの際、タクシーが日常的に使われていました。しかし現在は、移動手段はもっぱら自家用車となり、タクシーは特別な時にのみ使う嗜好品・ぜいたく品のような位置づけになっています。時代とともに遠のいてしまったタクシー会社と地域の距離を縮められるように、タクシーを普段から使ってもらえるように、地域の暮らしにより入り込んでいくような事業を展開しています。」

介護×タクシー 共通点は声かけ

山口さん「地域により密着した会社となるための新たな活路として見出したのが”介護タクシー”です。」
介護タクシーとは、要介護状態の方や、体が不自由な人向けのタクシー。介護士関連の資格を保有する運転手から、乗降介助といったサービスを受けることができます。
「(既に介護タクシーを実施している)現場の視察を通して、介護タクシーはこれからの社会に必要なビジネスだと感じました。そこで、東北で初めて、介護保険の適用が受けられる事業としてスタートさせました。」
小堺さん「社員の方々と一緒に介護の資格を取る段階から始まったそうですが、未知の分野について勉強し直すのは大変だったでしょうね。」

タクシーと介護、一見全然違う分野に見えますが、実はある共通点が…?!

山口さん「介護もタクシーも”声かけ”が大事なんです。酔っぱらった方を起こす時、すごく重く感じる経験、皆さんもあると思います。力が入ってない方を起こすってすごく大変なんですね。声かけをして少し動く意思を持ってもらうだけで、するっと運べたりする。介護同じで、声をかけてリラックスして、前向きになってもらうことが重要になってきます。”声かけ”については百戦錬磨のタクシードライバー。介護施設の方にも、すごいですね、と驚かれました。」

“知らないことでも、まずはやってみてから気づくことがある”という山口さん。タクシーと介護の共通点「声かけ」に気づいたのも実際にやってみてからのこと。
まずはやってみる、話はそれから。ですね。

コーナー「癒しのおすすめスポット聞いてみた!」

山口さんのおすすめスポットは郡山の温泉♨️
磐梯熱海温泉などの大規模なものだけでなく、街中にも沢山温泉施設があり、郡山の人々にとって温泉は日常的な存在だそうです。
地元の人にとって温泉が沢山あることは当たり前でも、客観的に見ると魅力的なことだと気づいたという山口さん。
温泉だけではなく食事や宿泊を楽しめる施設も多いそうです。

みなさんも、ぜひ郡山、そして福島の温泉でリフレッシュしてみてくださいね!

旅行業で「生きがいの循環を目指す」

小堺さん「近年は、『孫の手トラベル』として旅行サービスも手掛けているそうですね。こちらはどういう思いで始められたんでしょうか。」
山口さん「介護タクシーを通して 出かけるハードルが高い という方に多く出会い、その方々に家から出る楽しみを提供したいと考えました。そこで我々の持つタクシーやバス、そして介護スキルを組み合わせることで、”ご自宅までお迎えに行きそのまま旅行に行っていただく”という他社にはできない形でのビジネスを行うことにしました。ケアセッション”孫の手”の延長線上として実施しているから、”孫の手トラベル“という名前がついています。」
小堺さん「様々な事業を手掛けられていますが、共通して”生きる楽しさ”を提供されているように感じます。」

企業理念でもある『生きがいの循環』。そこに至るまでのご経験を教えてくれました。

山口さん「大学4年生の時に病気で3か月ほど入院しました。同部屋の方が、ある日個室に移ったんです。私は、お金が出来て大きな部屋に移動したのだと思っていました。しかし、それは家族に見守られながら最期を迎えるための準備だったのです。後から知り、恥ずかしくなると共に”死”や”生きること”を初めてリアルに感じました。今日やれることは今日やらなければいけないと考えるようになったきっかけです。」
山口さん「1人暮らしで病気を抱えるご年配の方の不安は(大学生の時にご自身が感じた病気の不安よりも)さらに大きいものだと思い、その方たちが前向きになれる”何か”を提供したいと考えました。
社員には事業を通じて自分の力を発揮してもらい、その結果生まれたサービスを使った方々に人生を謳歌してもらいたい。お客様と社員の生きがいが循環する会社が理想です。」

幅広い事業を展開する郡山観光交通の行動の源泉である”地域の人への思い”が強く感じられた第21回でした。
次回も引き続き、郡山観光交通株式会社 兼 株式会社孫の手の代表取締役、山口松之進さんをお迎えしてお届けします。ぜひお聴きください!

今週から新たなプレゼントキャンペーンがスタート!なんと、番組パーソナリティの小堺さんがアクリルスタンド「となりの小堺くん」になっちゃいました!
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番組の感想と、「となりの小堺くん」希望と書いて送ってくださいね😉
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#21 郡山観光交通株式会社

ゲスト:郡山観光交通株式会社 代表取締役 山口松之進さん
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