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放送後記

#30 東電化工業株式会社

#30 東電化工業株式会社

2024.4.27~OA

秋田県

第30回「地域に根差したアグリ事業で秋田を元気に!」東電化工業株式会社に聞いてみた!

ゲスト:東電化工業株式会社 代表取締役社長 若泉裕明さん

『となりのカイシャに聞いてみた supported by オリックスグループ』。
この番組は、地域が主役の企業応援ビジネスバラエティ。
オリックスグループの提供でお届けします。
パーソナリティは、フリーアナウンサーの小堺翔太さん。
場所ごとに地元のアシスタントとともに、ゲストのお話を伺っていきます!
そしてこの春からは番組の放送エリアを拡大し、新たに中国、四国地方を含む14局ネットでお届けします。

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今週もFM秋田より、アシスタントの北川楓夏さんとともにお送りします。
ゲストは東電化工業株式会社 兼、東商事株式会社の代表取締役社長、若泉裕明さんです。

「アグリ事業で地域を元気に!」

先週は東電化工業株式会社のめっき加工事業についてのお話をたくさんお聞きしましたが、今週は東商事株式会社として行っている「アグリ事業」を中心にお話伺ってきました。
そもそもめっき加工を主に扱っていたところから、アグリ事業を始めるに至ったきっかけについてお聞きすると、「秋田にはいい所がたくさんある一方で、耕作放棄地の増加や人口流出、生活習慣病の問題など、負の話題も多くある。それらを解決するためには、農業がある程度元気にならなければダメだと思い、自社でアグリ事業を始めた。」と若泉さん。秋田に多く存在する耕作放棄地を活用させてもらいながら、畑を広げていき、現在ではこの活動に賛同してくださっている生産者の方々と共に、えごまの畑を各地に作っているそうです。

ここで一つ気になるのは、なぜ「えごま」なのか?というところ。その理由の一つとしては、「多くの生産者がいる秋田で、なるべく誰もやっていないものをやりたかったから。」と若泉さん。その他にも、「秋田には生活習慣病の課題もあるため、体にいいとされるえごまを栽培し、えごま油を作ることで、出来れば地産地消して秋田県のみんなが健康に長生きできるように、そして畑でまた働いていけるように、といったサイクルを生み出したい。」といった理由から、えごまの栽培を始めたそうです。

また「えごま油」の加工に関しては、もともと工業系のカイシャという特徴を活かし、自社で搾油所を作り、自社製造を行っているそう。わざわざえごま油の製造で有名な韓国まで搾油所を見に行き、いいと思ったものを輸入したと若泉さん。そしてなんと、若泉さんしかえごま油は絞れないらしく、100%社長ご自身で絞り、ビン詰めまで行っているのだとか😲

そのほかにも、生産者の方々が収穫してくれたえごまを原料に、秋田県内の食品メーカーの力を借りながら麺や調味ダレ、味噌などの加工品も製造しているといいます。「生産者の方々の多くは、作物栽培のプロであっても、それらを加工するのは苦手な分野。だからこそ私たちが、生産者の方々が丹精込めて作ったえごまを、えごま油という商品に加工する部分を担うことで、生産者の方々にもとても喜んでいただけている。」と若泉さん。その喜びの声が、また力になっているとも仰っていました。

「土地も園主の想いも共に引き継ぐ」

えごまの栽培だけでなく、果樹園の運営も行っている東商事株式会社。始めたきっかけは、ご高齢で園地の運営が困難になった園主さんに代わり、素晴らしい園地を守りたい、生産者の想いも次の世代にも受け継ぎたい、という想いからだったそうです。

そして自社ブランド”Cocopelli”でも、えごまを原料とした、麺や汁、味噌などの加工品だけでなく、果樹園で収穫したりんごをピューレにした、リンゴのクラフトビール「CACHINA」も販売しているそうです。甘口で、女性の方も飲みやすいビールになっているそうなので、ぜひ皆さんも味わってみてはいかがでしょうか!

「地域の方々の力を借りながら、共に歩む」

このように、地域と一体となり様々な事業を行っている東商事株式会社。その中でも印象的だったエピソードを若泉さんに伺うと、「荒れた耕作放棄地を耕し、田んぼをおこすという時に、最初はトラクターがなかったため人力で行っていた。そのことをある生産者の方に相談したところ、一週間後朝早くに畑に向かうとその方が自分のトラクターでおこしてくれていた。その時には涙が出る想いだった。」と、とても素敵なお話を聞かせてくださいました。

そして地域との関わりとしては、スポーツにも携わっておられ、「ブラウブリッツ秋田」というプロサッカーチームと、「秋田ノーザンハピネッツ」というプロバスケットボールチームのスポンサーをなさっているといいます。会社としてSDGsに力を入れているからこそ、プロスポーツチームの発信力を借りながら、従業員と共に社会貢献活動を!といった意図で始めたそうで、チームの方々とのSDGs活動を通して従業員の成長を図っていると仰っていました。

今後の展望についても、「東電化工業株式会社としては、世界に通用するメッキ技術を開発し、末永く秋田で仕事ができるように、そして東商事株式会社としては、地域に根差したカイシャとして、より多くの方たちと関わりながら地域活性化に共に取り組んでいきたい。」と、地域と共に歩んでいくという強い想いを教えてくださいました。

さて2週にわたって、東電化工業株式会社の代表取締役社長、若泉裕明さんにお話うかがってきましたがいかがだったでしょうか。世界に誇れる技術力を磨きながらも、地元秋田を元気づけたい!という想いを大切になさっているのがとても伝わってくる回でしたね😊

そして来週のゲストは、株式会社スタジオ アイの代表取締役社長、相川真太郎さんです。

広島FMからアシスタントの俊山真美さんと共にお送りします。初の中国エリアでの収録!ぜひお楽しみに!

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ゲスト:東電化工業株式会社 代表取締役社長 若泉裕明さん
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