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放送後記

#137 平林金属株式会社

#137 平林金属株式会社

2026.05.16~

第137回「“資源がない国だからこそ、循環させる”。岡山発・総合リサイクル企業が挑むサーキュラーエコノミー」平林金属株式会社に聞いてみた!

ゲスト:平林金属株式会社 代表取締役社長 平林 実さん


『となりのカイシャに聞いてみた supported by オリックスグループ』。
この番組は、地域が主役の企業応援ビジネスバラエティ。
オリックスグループの提供でお届けします。
パーソナリティは、フリーアナウンサーの小堺翔太さん。
場所ごとに地元のアシスタントとともに、ゲストのお話を伺っていきます。

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今週の舞台は、約7か月ぶりの岡山県!
パートナーは、FM OKAYAMAで放送中の「Fresh Morning OKAYAMA」のパーソナリティー・森田恵子(もりた・けいこ)さんです。

放送日の本日5月16日は、なんと森田さんのお誕生日!
小堺さんからのサプライズなお祝いに、森田さんも赤面しながら大喜び。和やかな空気の中、岡山編スタートです♪

今回のゲストは、“平金(ひらきん)”の愛称で親しまれている総合リサイクル企業、平林金属株式会社 代表取締役社長 平林実(ひらばやし・みのる)さんです。

私たちの暮らしでは、とっても身近な存在の家電リサイクルですが、その裏側ではどんな技術が使われ、どのように資源が循環しているのかを知る機会は少ないもの。今回は、リサイクル業界の最前線で挑戦を続ける平林金属株式会社に、リサイクルの仕組みや未来への取り組みについて詳しく伺います。

“鉄がないと戦争になる”――創業者の原体験から始まったリサイクル事業

平林金属株式会社は、1956年に岡山市で創業した総合リサイクル企業。徹底した独自の再資源化システムで、鉄やアルミ、銅などの金属、家電、自動車などを高品質に再資源化しています。“平金”のような回収して資源に戻す事業を“静脈産業”と呼び、製品を生み出す事業を“動脈産業”と呼びますが、そのふたつが手を結び協業する“サーキュラーエコノミー=循環経済”の実現を目指して、平林金属株式会社は日々進化を続けています。 

平林金属株式会社のリサイクル事業の始まりは、“鉄のリサイクル”。

創業者である先代が学生の頃は戦後の混乱期で、学校に行っても授業をせずにがれきの後片付けばかりの日々だったそう。そんな中、「資源を輸入できなくなったことが戦争につながった」という事実を知り、強い衝撃を受けました。

平林さん「石油が止められ、鉄鋼資源もなくなり、戦争につながったことから、子どもながらに“鉄がなくなったら戦争になっちゃうの?”と強く印象に残ったそうです。それから日本が資源がない国だと知り、資源を再生して使い続ける必要を感じてこの仕事を始めたと聞いています」

資源の供給問題は今の日本にとってもタイムリーな問題。資源に対する危機感から起業し、当初は鉄のリサイクルが中心でしたが、時代とともに製品は複合素材化。アルミや銅、プラスチックなど、さまざまな素材が使われるようになり、リサイクル技術も進化していきました。

リサイクルにおいて重要なのが、“素材ごとに分ける”こと。

人力で分解すれば100%分別できるものの、量には対応できない。一方で、機械は大量処理を得意とするけれども、分別の精度が甘い。そこで、平林金属株式会社では人の目と機械を合わせて、規格に準じた高純度の再資源化を実現しています。

平林さん「資源を繰り返し使えるようにするためには、丁寧に仕上げて純度をキープしたまま次の世代にパスしなければなりません。“先人たちが適当にリサイクルしたから使えないよ”ってことにならないようにしないと」

資源がない国だからこそ、今ある資源を大切に使い、未来へとつなげる責任感を感じるお話でした。

コーナー「癒しのおすすめスポット聞いてみた!」

平林さんが“誰も知らない場所”として紹介してくださったのは、岡山市の建部エリアにある「藤田山」。その山の中には古代の岩倉(大きな岩)があるとされ、平林さん自ら岩倉を探し当て、雑木林の周囲を整えたのだそう。

平林さん「整備を進めたら、古代の祭祀場が復元できたんです。間違いなく世界屈指のパワースポットだと思います。ネットにも載っていないんですよ」

岩倉はその大きさゆえ、神が宿ると言われており、願掛けや信仰の対象にもなっているのだとか。平林さんが発見した岩倉は、ウミガメのような形をしており、岩倉好きの森田さんも写真を見て大興奮!

コロナ禍で時間ができたことから、地元の岡山を探求してみたところ、このような岩倉がたくさんあると知ったという平林さん。その探求心は仕事にも通じているのかもしれません。

“サーキュラーエコノミー=循環経済”の実現を目指して

平林金属株式会社の大きな転機となったのが、2001年施行の「家電リサイクル法」。

平林さんは、1996年にヨーロッパで先進的な環境政策の法整備が行われたことを受け、日本でも5年後に環境に関する法律ができるだろうと予測し、専用工場の準備を進めました。

1997年にドイツへ渡り、ベンツが建設していた自動車解体工場を視察。これからは自動車リサイクルの時代だ!と思ったそうですが、実際には家電リサイクルが重要視されるようになったことから、専用工場も家電リサイクルへ方向転換。当初は需要がなく、「会社を潰す気か?」とも言われたそうですが、今では百数十人の従業員を抱える工場へと成長。

平林さん「最初は、“家電をどうやってリサイクルするの?”とか“ごみを持ってくるな”と言われました。理解してもらえるようにコツコツやるしかなかったですね」

そして、いま挑戦しているのが“サーキュラーエコノミー=循環経済”の実現。循環型社会を構築しようというスタンスは、先代の思いを引き継いでいます。

平林さん「今までは、リサイクルで資源を戻す“静脈”側でしかなかったものが、モノを作り出す“動脈”側とも連携しなきゃならない。パートナーとしてふさわしい会社になるように努めてます」

“資源を循環させる”という仕事の裏側には、社会を支える誇りと責任感がありました。

次回も引き続き、平林金属株式会社・平林 実さんにお話を伺います。
リサイクル業界のさらにディープな世界とは――? 来週もどうぞお楽しみに!

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ゲスト:平林金属株式会社 代表取締役社長 平林 実さん
URL:https://www.hirakin.co.jp/