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放送後記

#129 三島食品株式会社

#129 三島食品株式会社

2026.03.21~

第129回「赤しそふりかけ「ゆかり」の由来は“恋の歌”! 誠実なものづくりとSNS時代にマッチした名づけが話題」の三島食品株式会社に聞いてみた!

ゲスト:三島食品株式会社 代表取締役社長 末貞 操さん


『となりのカイシャに聞いてみた supported by オリックスグループ』。
この番組は、地域が主役の企業応援ビジネスバラエティ。
オリックスグループの提供でお届けします。
パーソナリティは、フリーアナウンサーの小堺翔太さん。
場所ごとに地元のアシスタントとともに、ゲストのお話を伺っていきます。

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今回からの舞台は、昨年8月以来の広島県!
広島FM「GOOD JOG」のパーソナリティ・俊山真美さんとともにお届けします。

春分の日を迎え、そろそろ桜の開花が気になるタイミング。
俊山さんに広島の桜の名所を伺うと、安芸高田市にある土師ダムを挙げてくださいました。
広島市から車で1時間ちょっと。ダムの周りを囲む桜並木を見ながらサイクリングをしたり、お弁当を広げたりする方が多いのだとか。

今回のゲストは、そのお弁当にも大活躍の“ごはんのお供”、赤しそふりかけ「ゆかり」で知られる三島食品株式会社 代表取締役社長 末貞 操(すえさだ・みさお)さんをお迎えします。

小堺さんちもストックを切らしたことがないという「ゆかり」の生みの親。
味はもちろんのこと、ユニークな商品名もたびたび話題になりますよね。

今回はそのネーミングの裏話についてたっぷり伺います!

ふりかけ後発メーカーだから選んだ“高級路線”

三島食品株式会社は1949年の創業以来、素材選びから品質管理、販売方法に至るまで徹底した姿勢を貫き、良質かつユニークな人気商品を数多く生み出しています。

創業のきっかけは、創業者の三島哲男さんが戦前に乾物問屋に丁稚奉公に行っていたことでした。二度の招集ののち、戦後広島に戻ってきた三島さんが、乾物問屋での経験を活かしてふりかけ事業をスタート。

しかし、創業77年を迎える老舗ながら、実はふりかけメーカーとしては後発組。広島県は呉市に軍港があったために、乾物やふりかけの生産が盛んで、すでに多数のふりかけメーカーが存在していました。そこで三島食品株式会社が選んだ戦略が、“高級路線”でした。

末貞さん「いい海苔を使ったり、鰹節も粉ではなく削るところから始めたりして、いい材料で差別化を図ったんです」

丁稚奉公をしていたときに、安い原料を混ぜる業者などを見ていた経験から、“ごまかしのない正直な商売をしたい”という思いが創業者にあったそう。そんなものづくりから生まれた三島食品の商品は「おいしい」という口コミが広がっていったといいます。

その誠実な姿勢が、ロングセラー商品を次々と生みだすブランドの土台になっているのですね。

コーナー「癒しのおすすめスポット聞いてみた!」

末貞さんに広島のおすすめスポットを伺ったところ、まずは三島食品株式会社が手掛けた「ふりかけ資料館 楠苑」を挙げてくださいました。ここは、全国のふりかけメーカー協力のもと、三島食品株式会社以外のふりかけも数多く展示しているほか、会社の歴史などに触れられる資料館です。

末貞さん「ちなみに、楠苑のほど近くに紫の里という自社農園があるんです。「ゆかり」の原料の赤しそを自社でも栽培しようということで、創業者の生まれ故郷に施設を作りました」

楠苑は見学ができるそうなので、三島食品のふりかけはもちろん、全国のふりかけと出会うためにぜひ訪れてみてください。

古今和歌集の恋の歌から生まれた「ゆかり」

三島食品株式会社の代表商品「ゆかり」は1970年に誕生。その後も「かおり」「あかり」と続いていきますが、「ゆかり」という名前はどのように付けたのでしょうか?

末貞さん「嘘みたいにおしゃれな話なんですけど、古今和歌集の恋の歌から取ったそうなんです。『紫の一本(ひともと)ゆゑに武蔵野(むさしの)の草はみながらあはれとぞ見る』というよみ人しらずの歌があり、“恋する人がいるだけで、その人にゆかりのあるものはすべて愛しく見える”という意味から、縁=ゆかりと名付けたらしいです」

その後「かおり」「あかり」と続きますが、SNSで自然発生的に“三姉妹”と呼ばれるようになったそう。

末貞さん「我々もSNSでバズったのを見て、「三姉妹だったのか!」と驚きました(笑)。それなら、4人目を作って四姉妹にしようと思ったんです」

そして誕生したのが、カリカリ梅を使った新商品。「ゆかり」「かおり」「あかり」の次の名前は何がいいかと、東京支店の男性社員とランチを食べながら話し合ったそうです。

末貞さん「梅を使ってるなら「梅子」しかないんじゃないかと。彼の候補にも挙がっていた名前だし、面白いんじゃないかと思って2人で決めたんです」

そして、「梅子」も大ヒット! 「ゆかり」「かおり」「あかり」ときて、「梅子」かい!というギャップがSNSで大ウケ。東京の片隅で男性二人で決めたというのもユニークなエピソードですね。

バックダンサーだったはずの「ひろし」が大スターに!

四姉妹のヒットのあとに続いたのが、広島菜を使ったふりかけ。その名も「ひろし」。実はこの「ひろし」はもととなった商品があり、リネームして売り出した商品なのだそう。

末貞さん「主役じゃない、バックダンサーだった商品をソロデビューさせることになったんです。そこでまた名前をどうしようと。しかし、おじさん2人で決めるのも良くないだろうと、女性の意見を取り入れたんです」

そして会議で決定した名前は、広島菜のふりかけだから「ひろこ」。しかし、末貞さんの中では候補の一つにあった「ひろし」という名前がどうにも忘れられず、無理を言って「ひろし」に変えてもらいました。

末貞さん「これでスベったらわしが悪ぅございましたでいいので、「ひろし」に変えてほしいと頼みました」

意外にもあっさり「ひろし」の名前が通ると、なんと発売の1か月以上前からSNSで大バズり! 注文が殺到する事態に。結果、1億売れると大ヒットといわれるふりかけ業界の中で、4億3000万個も売れるメガヒット商品となりました。

マイナーなバックダンサーから、三島食品を代表するスターへと駆け上がった「ひろし」。誠実なものづくりの裏側で、SNS時代にマッチしたネーミングという遊び心もあるところが、三島食品株式会社が長く愛される秘訣なのかもしれません。

次回も三島食品株式会社の魅力に迫ります! どうぞお楽しみに。

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#129 三島食品株式会社

ゲスト:三島食品株式会社 代表取締役社長 末貞 操さん
URL:https://www.mishima.co.jp/