
#104 日本栄養食品株式会社
2025.09.27~
第104回「業務用食材の小分け販売や徹底した温度管理で、調理の現場に“便利”と“安心”も届ける」日本栄養食品株式会社に聞いてみた!
ゲスト:日本栄養食品株式会社 代表取締役社長 𠮷田 隆さん
『となりのカイシャに聞いてみた supported by オリックスグループ』。
この番組は、地域が主役の企業応援ビジネスバラエティ。
オリックスグループの提供でお届けします。
パーソナリティは、フリーアナウンサーの小堺翔太さん。
場所ごとに地元のアシスタントとともに、ゲストのお話を伺っていきます。
先週に引き続き、今週も北海道からお届け!
パートナーは、AIR-G’ FM北海道「キンヨウアパートメント」でパーソナリティを務める鈴木彩可(すずき・あやか)さんです。
今回のゲストは、北海道の食を支えている日本栄養食品株式会社 代表取締役社長 𠮷田 隆(よしだ・たかし)さんです。
先週は会社の成り立ちや、未だアナログなプロセスを踏む調理の現場において、調理事業者や生産者とwin-winになれる画期的なシステムの開発のお話などを伺いました。
今週はどのようなお話が聞けるのでしょうか? 早速スタートしましょう!
衛生対策万全の小分け販売や、配送トラックの温度管理でお客様に“便利”と“安心”も届ける
日本栄養食品株式会社は、70年以上にわたり北海道の食を支えてきた、業務用食品の総合商社。 卸売事業者として、主に学校や病院などの給食業態に食材を提供しています。
食品を扱う会社であるため、気を付けなければならないのが衛生面。 日本栄養食品株式会社では、どのように衛生環境を整えているのでしょうか。
𠮷田さん「業務用食材は発注単位が非常に大きいんです。例えばハンバーグでいうと、1ケース100個入りもざらなんですね。そこで、弊社では小分けを希望するお客様のために希望の数だけお届けする仕組みをとっているんですが、クリーンパッキングルームという施設で衛生面にこだわった小分け作業を実施しています」
小分け購入が可能なうえ、衛生面でもしっかり対策されているのは発注者にとってとても嬉しい仕組みですね。そして、配送においてはすべてのトラックにGPSを搭載し、常に現在地を把握するだけでなく、庫内の温度管理も記録に残しているそうです。このような対策で、配送時に冷凍品が溶けないように管理し、万全の状態で商品をお届けしています。
取扱商品を増やして売上アップを狙う
以前は、主に冷凍食品と調味料の2つのカテゴリーを扱っていた日本栄養食品株式会社。売上が伸び悩んだ時期に、ふと自分の名刺を見て“業務用食品卸総合商社”という肩書きに目が留まり、「私たちが扱っているのは冷凍食品と調味料だけなのになぜ“総合”と書いてあるんだろう?」と疑問に思ったという𠮷田さん。
𠮷田さん「調理の現場でいうと、冷凍食品と調味料って食材全体の25%ほどしかないんです。だから、取引者数が変わらないままでも、調理の現場で必要な食材すべてを扱えれば売上も4倍になるって気づいたんです」
そこで開発したのが、“Full Order One Delivery System”の頭文字をとった一括配送システム「FOODS(フーズ)」。一回の注文で必要な商品を一括で届けるというサービスを始めました。
サービス開始当初は、肉や魚などの生鮮食品の専門業者ではない会社に注文をいただけるのだろうか?という不安があったそう。しかし、これまでに取り組んできた衛生面や安全面での取り組みや、発注者の視点に立った数々の便利なサービスが功を奏し、お客様からは作業効率が上がり、コスト軽減につながったという評価をいただいているそうです。大胆なひらめきから始まった事業をしっかり軌道に乗せられるのも、それまでに築き上げてきた土台や信頼のおかげなんですね。
社内みんなでフォローする、若手をのびのび育てる環境づくり
お客様の安心・安全と、利便性にこだわったサービスを提供している日本栄養食品株式会社ですが、社内におけるキャリアアップや評価基準はどのような仕組みなのでしょうか?
𠮷田さん「会社が決めた目標ではなく、自分で掲げた目標をいかに達成するかを重視しています。企業なので、目標数値を達成するための取り組みはもちろんなのですが、自分のスキルアップのためにしたことも会社として正しく評価をする制度を導入しています」
社歴が長ければ長いほど偉くなるという仕組みだけはとりたくないという𠮷田さん。物事を前向きに考えられるような人材を育てることが大切で、前向きな失敗は恐れないで欲しいと仰います。とはいえ、失敗されると困ってしまうので失敗しないように裏からフォローすることも抜かりないようです(笑)。
小堺さんが気になったのは、ホームページに掲載されている“求める人物像” の欄に書いてある「約束します。何があっても、社内みんなでフォローします。」という言葉。続く、「まずは思い切って行動してください」という言葉も、まさに裏からフォローしてくれる頼もしい先輩たちがいてこそですね。
最後に、 日本栄養食品株式会社の今後のビジョンについてお伺いしました。
𠮷田さん「北海道という大きな土地で商売しているので、隅々にまで手が届くようにしたいのと、業界内における存在価値を高めていきたいです。同時に、社員のやりがいも大きく育てていけるような会社になればいいなと思っています」
調理の現場だけでなく、社内においても新しい風を吹かせて好循環をもたらしている日本栄養食品株式会社。今後のますますの活躍が楽しみですね! さて、次週は一年ぶりに岡山からお届けします。岡山のとなりのカイシャとの出会いをどうぞお楽しみに!
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ゲスト:日本栄養食品株式会社 代表取締役社長 𠮷田 隆さん
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