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放送後記

#103 日本栄養食品株式会社

#103 日本栄養食品株式会社

2025.09.20~

第103回「70年にわたり、業務用食材の卸事業で北海道の“食”を支える」日本栄養食品株式会社に聞いてみた!

ゲスト:日本栄養食品株式会社 代表取締役社長 𠮷田 隆さん


『となりのカイシャに聞いてみた supported by オリックスグループ』。
この番組は、地域が主役の企業応援ビジネスバラエティ。
オリックスグループの提供でお届けします。
パーソナリティは、フリーアナウンサーの小堺翔太さん。
場所ごとに地元のアシスタントとともに、ゲストのお話を伺っていきます。

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今週の舞台は、今年3度目の登場となる北海道!
パートナーは、AIR-G’ FM北海道「キンヨウアパートメント」でパーソナリティを務める鈴木彩可(すずき・あやか)さん。

秋めいてきた北海道では、秋刀魚が旬!
北海道のスーパーでは、おいしい秋刀魚が100円で売られているところもあるのだとか。

そんな“食”の話から始まった今週のゲストは、北海道の食を支えている日本栄養食品株式会社 代表取締役社長 𠮷田 隆(よしだ・たかし)さんです。

1953年の創業以来、北海道の学校や病院などの現場で“食”を支え続けている会社です。また、お客様にプラスアルファの価値を提供するべく独自システムを開発したのだとか。

一体どのような会社なのか、小堺さんと鈴木さんが深掘りします!

始まりは“栄養価の高い給食を子どもたちに届けたい”という思い

日本栄養食品株式会社は1953年の創業以来、北海道の食を支えている業務用食品の総合商社。卸売りとして、主に学校や病院などの給食業態に食材を提供しています。具体的にどのような食材かというと、調味料で言えば普段スーパーなどで目にしているサイズより何倍も大きいパッケージの業務用版を取り扱っています。

主な取引先は学校給食や病院などの調理事業者、ほかにも老健施設や保育園、自衛隊、町の仕出し屋さん。まさに、地域の食を支えていると言うにふさわしい日本栄養食品株式会社ですが、そもそもどういった経緯で卸売事業を始めたのでしょうか?

𠮷田さん「2代前の創業者がもともと陸上選手で、オリンピック代表の候補にも挙がったそうなんです。全国各地の大会に出ているとき、戦後間もない小学校で出される貧相な給食を見て、子どもたちに栄養のあるものを届けたいと思ったことが始まりだったようです」

それから脱脂粉乳を使った栄養価の高いスープを各学校に届けるべく、製粉会社からスタートしました。それから72年。さまざまな困難を乗り越えながら地域の食を支え続けてきましたが、コロナ禍では大変な苦労もあったそう。

𠮷田さん「経験したことのない環境だったので、非常に混乱しましたね。私たちの仕事は、配送する人間と受け取っていただくお客様がいるので、接触時間を極力短くするとか、施設に出入りする回数を減らすなどして対策していました」

お互いの命を守り合える環境で取引をどう続けていくかは非常に悩ましかったと振り返る𠮷田さん。業務の手順を見直すだけでなく、マスクとアルコールが不足したときは会社で用意した分を無償で提供し、現場が安全に食事を提供できるように努めたそうです。影ながら調理現場を支えたその努力が、お客様との信頼関係をより強固なものにしていったのですね。

コーナー「癒しのおすすめスポット聞いてみた!」

𠮷田さんの癒しのおすすめスポットは、札幌市南区定山渓にある札幌国際スキー場。

𠮷田さん「朝一番の、誰も滑っていないコースを上から下まで滑り切るんです。スキーやボードをされている方にはぜひ味わっていただきたい一瞬なんですよ」

鈴木さんによると、札幌国際スキー場はアクセスがしやすく、規模が大きいため、とにかくファンが多いスキー場なのだとか。

なお、10月1日から札幌国際スキー場では秋祭りが開催予定で、ゴンドラから美しい紅葉が見れるそう。秋は紅葉、冬はスキーと季節にあわせた楽しみ方ができる札幌国際スキー場に、ぜひみなさんも足を運んでみてくださいね。

独自システムの開発で、調理事業者や生産者とwin-winの関係に

日本栄養食品株式会社では、食材を提供するだけでなく、食材を調理して食事を提供する現場で役立つサービスも独自に開発しています。それが、献立を簡単に作ったり、献立データを管理できるソフト「クックナビ」と、栄養士が献立提案をしてくれる「クック+(クックプラス)」、そしてオンラインの発注システムです。

オンラインの発注システム開発の背景は、いまだにお客様からの発注を電話で受けることが多く、電話注文では時間がかかったり、ミスが生じやすかったりするため、お客様の作業効率アップと煩雑さ回避のために着手しました。

𠮷田さん「卸業界って非常に遅れているんです。献立作成ソフトを独自で開発したのも、既存のソフトでは献立は作れても、仕入れ業者に発注するには発注用紙をプリントアウトして、それからFAXして……ととにかくアナログだったからなんです。さらに、我々と直接接点が持てるわけではないので、ならばと思って作ったのが「クックナビ」です」

「クックナビ」では、過去の献立の管理はもちろん、購入した食材のデータも保存可能。さらに、クラウドサービスのため、新商品や旬の商品の情報をいち早く入手できるようになっています。

𠮷田さん「これまでは調味料と冷凍食品しか扱っていなかったのですが、このようなサービスを始めたことによって日販品と呼ばれる豆腐やパン、肉、魚など全業種を取り扱うようになりました」

これまで各メーカーや商店がそれぞれ配送していたものを、 日本栄養食品株式会社のセンターに集めて配送を一元化。この取り組みで、納品業者による渋滞や、商品受け取り時の手間も解消していることから、仕入れ先もどんどん増えていっているそう。

まさにwin-winの関係を構築し、食に関わる事業者がタッグを組んで地域の食を支えているのですね。来週も日本栄養食品株式会社について、たくさんお話を伺います! どうぞお楽しみに。


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ゲスト:日本栄養食品株式会社 代表取締役社長 𠮷田 隆さん
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