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放送後記

#84 クワザワホールディングス株式会社

#84 クワザワホールディングス株式会社

2025.05.10~

第84回「“自分が燃えれば他人(ひと)も燃える”のスローガンで、オイルショックから立ち上がった」クワザワホールディングス株式会社に聞いてみた!

ゲスト:クワザワホールディングス株式会社 取締役 専務執行役員 桑澤悠介さん


『となりのカイシャに聞いてみた supported by オリックスグループ』。
この番組は、地域が主役の企業応援ビジネスバラエティ。
オリックスグループの提供でお届けします。
パーソナリティは、フリーアナウンサーの小堺翔太さん。
場所ごとに地元のアシスタントとともに、ゲストのお話を伺っていきます。

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先週に引き続き、今週も番組初の北海道エリアからお届け!
AIR-G’ FM北海道の「キンヨウアパートメント」でパーソナリティを務める鈴木彩可(すずき・あやか)さんとともにお送りします。

番組冒頭では、初の北海道リスナーさんからのメッセージをご紹介。
「小堺さんが北海道で行ってみたいところは?」との質問に、「いわゆる道東、釧路湿原に行ってみたい」と答えた小堺さん。

アシスタントの鈴木さんによると、とても綺麗な街で夕日が美しいスポットがあるのだとか! 釧路への癒しの旅、行ってみたいですね。

さて、そんな魅力溢れる北海道でのゲストは、札幌を拠点に建設に関わる事業をトータルに展開している会社・クワザワホールディングス株式会社 取締役 専務執行役員 桑澤悠介(くわざわ・ゆうすけ)さんです。

先週の放送では、計21社からなるクワザワホールディングスが手掛けたお仕事の内容や、営業活動におけるポイントなどを伺いました。今週は、会社に訪れた“危機”についてのお話を伺えるとか! ぜひ最後までご覧ください。

オイルショックで倒産の危機!その危機を救ったのは仕入れ先だった

クワザワホールディングス株式会社は、建設業界の各種資材の販売から工事、配送、製造まで、建設に関わる事業をトータルに展開している会社です。ホールディングスは20ものグループ企業から成り立っており、建設資材分野では北海道でトップを走ります。

1933年の創業から、今では21社からなる巨大カンパニーへと成長したクワザワホールディングス。順風満帆に業績を伸ばしていったのかと思いきや、実は昭和57年頃に訪れたオイルショックの影響で非常に厳しい状況に陥ったことがあるのだとか。

桑澤さん「当時、本州にも拠点を出したりさまざまな取り組みをしていたのですが、北海道の住宅建設や公共工事の需要が軒並み減ってしまって、決算でも大幅な赤字を計上したんです。その頃すでに上場していたのですが、配当金が出せないという記事が出回りまして、社外はもちろん社内でも経営への危機感が一気に高まってしまったんです」

クワザワホールディングスのホームページに掲載されている、会社の変遷がわかる「クワザワの歩み」でも、確かにこの期間には空白があり、相当大変な状況であったと推察できます。多くの会社が経営難に陥った一大事を、クワザワホールディングスはどのように乗り切ったのでしょうか。

桑澤さん「オイルショックの前年に、当時最大の仕入れ先だった日本セメント(現:太平洋セメント)から福士さんという方に来ていただいていたのが大きかったです。福士さんを中心に6年間ほど経営再建を進め、1988年頃にようやく業績が安定し、配当金を出せるようになったら今度は株がストップ高になるほど戻ったんですよね」

その6年の間に、建設業の閑散期となる冬場にスキー場でリフト係やトイレ掃除などの業務を夜10時まで請けていた時期もあったそう。会社の状況を社内にオープンにしたことで、社員が一丸となって再建に取り組んだのも大きかったと言います。当時はまだ入社していなかったという桑澤さんですが、歴代の社長や社内で語り継がれてきた大切な1ページを優しい語り口で話してくださいました。

「職方育成支援金制度」で職人育成を後押し

小堺さんが気になったのは、会社のホームページにも掲載されている「自分が燃えれば他人(ひと)も燃える」というスローガン。これは、2代目社長が掲げたスローガンで、今でも社員が大事にしている言葉なのだそう。

そんなクワザワホールディングスは、人材をとても大事に想っており、「職方育成支援金制度」なる制度を設けています。

桑澤さん「この制度は、我々が工事を請け負った際に協力してもらっている職人さんたちに向けた制度なんです。職人さんの技術を継承してもらうためには、職人の親方さんの下に若手が入り、育ててもらわないといけない。そこで、クワザワが職人さんの育成支援をしているんです」

日本の人口が減っているいま、建設業でも人材不足が叫ばれています。なかなか若手が入ってこないという大きな課題を、桑澤さんはどう捉えているのでしょうか。

桑澤さん「やっぱり“やりがい”と“働きやすさ”が大切なのだと思います。若い子に話を聞くと、プライベートと仕事を両立させたいという想いを感じます。それこそ昔は夜10時までスキー場で働く、なんてことをしていましたけれど、時代は変わってきているので働き方も変えていかなきゃいけませんね」

社内・社外の人材を育成しつつ、これからも成長を続けるクワザワホールディングス。最後に、クワザワホールディングスがこれからも磨いていきたい長所をお伺いしました。

桑澤さん「人と人として、グループが連携できている社風はずっと続いてほしいですね。取引先から“クワザワさんの○○にお世話になっているよ”という話を聞くと、非常に嬉しくなるんです。そういうところをこれからもっともっと伸ばしたいですね」

桑澤さんの優しい語り口の中に、会社への愛情や熱量が垣間見えた2週間。あと8年で100周年を迎えるクワザワホールディングスが、さらに飛躍していく姿を応援したいですね。

さて、来週は再び九州エリアにお邪魔します。どんな素敵なカイシャに出会えるのか、どうぞお楽しみに!


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ゲスト:クワザワホールディングス株式会社 取締役 専務執行役員 桑澤悠介さん
URL:https://www.kuwazawa-hd.co.jp/