#20 サンライズ産業株式会社
2024.2.17~OA
第20回「M&Aとは会社の”文化も”を買うということ」サンライズ産業株式会社に聞いてみた!
ゲスト:サンライズ産業株式会社 代表取締役 工藤博文さん
『となりのカイシャに聞いてみた supported by オリックスグループ』。
この番組は、地域が主役の企業応援ビジネスバラエティ。
オリックスグループの提供でお届けします。
パーソナリティは、フリーアナウンサーの小堺翔太さん。
場所ごとに地元のアシスタントとともに、ゲストのお話を伺っていきます。
第20回のゲストは、前回に引き続き、サンライズ株式会社の代表取締役、工藤博文さん。
今回もFM青森から、アシスタントの鈴木耕治さんと共にお送りします!
「M&Aが社員や会社全体に改革をもたらす」
運送業のほかにも、レンタカーや不動産賃貸、ガソリンスタンド運営など、関連性の高い事業を多角的に展開しているサンライズ産業株式会社。今回は、その異業種M&Aについて伺ってきました!
これまで、ガラス工事業やハウスメーカー、建築資材会社などとのM&Aを進め、現在15のグループ会社を保有するというサンライズ産業株式会社。
M&Aを決めるうえで一番重要になってくるのはやはり「将来性」だと言います。
福島県で「株式会社ワタヤス」という会社をM&Aしたときも、約50名の社員の若さ、そして歴史の長さに将来性を感じたそう。
さらに、工藤さんはM&Aするときに、「私はこの会社を買ったのではなく、一緒に仕事をするために来た。いまよりも売上を大きくして、皆さんの給料も増やす。」と伝えたそう。すると社員の一人から、「それは無理です!」という声が上がったそう。しかしその中でも、工藤さんは社員に対して、「今までと同じでは、会社はいずれなくなってしまう、私が全責任を負うからついてきてほしい。」とはっきり伝えたといいます。
その会社が福島で一番最初にガソリンスタンドを作った会社であったこともあり、まずはガソリンスタンドを作ることから始めたという工藤さん。
その後9店舗まで増やし、売り上げも倍近くまでに延ばしたといいます。
すると、「仕事がだんだん面白くなってきました!」と、社員の方々のモチベーショが向上していったそう。さらには、相乗効果で他の部署の売り上げまでも上がっていったと工藤さん。まさにM&Aが、会社全体の変革につながったといえるお話でした。
「マイレコメンド聞いてみた!」
旅行が趣味だという工藤さん。なんと日本全国をドライブしたこともあるそう!
なるべく一般道で行くそうで、その土地ならではの風景や食べ物を楽しみながらドライブするのが好きだと言います。中でも、日本海沿いや、三陸のリアス式海岸沿いを走るのがお気に入りの道だそうです。様々な地に、どれくらいの時間で行けるのかを知ることが、もしかしたら運送業にも生かされたのかもしれないとも仰っていました。
「会社は社員のためにあるもの」
かつて、市役所で、商工労政課の経営指導業務を担当していたという工藤さん。その時に、様々な会社を見てきて、淘汰されていってしまう会社に共通する点に気づいたそう。それは、「改革や拡大をしないこと。」だからこそ、これまでM&Aを通して、会社の改革や拡大を進めてきて、今後も続けていくつもりだといいます。それでもやはり、M&Aに苦労はつきものだそうです。「M&Aとは、会社の文化を買うこと。違ったやり方や、考えを持つ社員の考え方も尊重しつつ、自分の考える会社の将来の姿に持っていかなければならない。」と仰っていました。
しかし、「大変なことは多くても、社員の笑顔を見るのが大好きだ。」という工藤さん。「日ごろから社員の意見は取り入れつつ、社員のために、曲げるべきではない部分は曲げない。ぶつかったときには、お酒を交わしながら腹を割って話すことで、なるべく対等な関係を築いている。」と、社員を第一に考える、工藤さんなりの経営方針もうかがえました。
さて、2週にわたってサンライズ産業株式会社の代表取締役、工藤博文さんにお話を伺ってきました。いかがだったでしょうか。来週のゲストは、郡山観光交通株式会社・孫の手トラベルの代表取締役、山口松之進さんです。次回はふくしまFMから、アシスタントの菅野彩美さんと共にお送りします。
ぜひお楽しみに♪
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ゲスト:サンライズ産業株式会社
代表取締役 工藤博文さん
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