ゲストは先週に引き続き、貴乃花光司さん。

現役引退後は、貴乃花部屋親方として、
また、日本相撲協会理事として尽力されました。
2020年には、一般社団法人貴乃花道場を設立されています。
「道場とは神棚のある練習場で、
日本に残って欲しいいなと思って名前をつけました。
いまでも勉強しているのが、日本の神事や伝統文化です。
奥深くて、でもシンプルなもので、僕の永遠のテーマです。
力士は、『武器を持たない平和の象徴であるべき』、
という伝統文化でもあるそうなんです。
そういう文献に偶然出会えたり、見識のある方から見せて頂いたり…
日々勉強をして、大人も含めた次の世代に伝えて行くことが、
”相撲道”だと思っています。」

貴乃花さんというと、2020年に神奈川歯科大の特任教授に就任されています。
講義では、精神の養い方や相撲で感じた”噛み合わせ”についてなど
を話されているのだとか。
「私も現役の時から、歯を食いしばっていましたから、
奥歯がまっ平なんです。でも、力士はぶつかり合いで
足の裏をしっかり地につけること、歯の噛み合わせは、
とても重要だな、と。足の裏と、脳に近い歯は、
勉強するほど共通項が出てきています。」
また、人に教えるということは、
自身が多く学ぶことがまず大事であると感じている、とも。
「弟子を育てるのは、弟子から学ばないと、個性が活かしきれない。
怖いのは潰してしまうことです。
10人いれば全員、育った環境が違いますから、精神的に大変でした。
稽古場は裸足、冬は寒く夏は暑いですから、
その子の性分や体調を読み解かないといけないです。
稽古が終わると、私がグラッとしていました。」
最近では、大学で教える中で
”目標を持つことで目が輝いて生きられる”とも感じているのだとか。
最後に、貴乃花光司さんにとっての元気の源を伺いました。
『ゆったりと!正確に!両足をついた四股をすること』
「朝やると、足の裏から大地のエネルギーを得た気持ちになって、
体が整って行く感覚があります。
ゆったりと正確に両足をつくのが基礎です。
足をあげる四股よりも、基礎の方がつらいです。
そのキツさを自分に与えるのが、元気の源になります。」
2週にわたり、ありがとうございました!
M. 時代おくれ / 河島英五



