ブルボン presents Shining Star

第69回 菊池日菜子さん①

今週からのゲストは、俳優の菊池日菜子さん。
https://www.instagram.com/kikuchi_hinako_/

菊池さんは、2002年生まれ。福岡県のご出身。
2020年から俳優として活動をスタート。 映画や舞台、CMなど、幅広く活躍を続けられ
2022年公開の映画『月の満ち欠け』で、第46回日本アカデミー賞 新人賞を受賞されました。

映画『月の満ち欠け』は、直木賞受賞のベストセラー小説を原作に、
大泉洋さんが主演を務め、有村架純さん、SnowMan目黒蓮さん、柴咲コウさんが出演。
菊池さんが演じたのは、前世の記憶を持つ少女の役でした。

「当時は、まだキャリアも無いし、自分のスタイルが無かったので、
 考えすぎてわからなくなっていました。
 でも、お父さん役の大泉洋さんとお食事に行った時に相談させていただいたら、
 『そんなに難しい人間じゃなくて、お父さんとお母さんが大好きで、学校に行って、
 友達も大好きで、ただ生活をしている女の子じゃないかな』って言われて
 すごく腑に落ちました。そういった糸口を頼りに、なんとか役を作れました。」

菊池さんは難しい役所を見事に演じきり、この映画『月の満ち欠け』で、
第46回日本アカデミー賞 新人賞を受賞されました。
受賞はマネージャーさんから知らされ、喫茶店でマネージャーさんと一緒に号泣したのだとか。

来月8月1日からは、菊池さんの主演映画 『長崎―閃光の影で―』 が公開予定です。

▼映画 『長崎―閃光の影で―』公式webサイト
https://nagasaki-senkou-movie.jp/

1945年夏、原爆投下直後の長崎が舞台。
被爆者救護にあたった3人の若き看護学生の1カ月間のストーリー。
監督・共同脚本を務めるのは、自身も長崎出身の被爆三世である松本准平さん。
菊池さんが演じるのは、長崎に幼馴染たちと帰郷した看護学生、田中スミ、です。

「私自身、もともと戦争に関係する映画を観ていて。
 そういう作品を観ることで、私たちが受ける影響や
 変わる未来があるというのを感じていたので…
 私が戦争の映画に携わらせて頂けるというのは、すごく覚悟がいることでした。
 自分の実力や知識では追いつけていないと感じて、
 出演できると分かってからは、1秒たりとも努力を怠ってはいけない、と決意しました。」

共演者と1対1でただ見つめ合うという時間を設けてもらうなど
監督からの変わったアプローチを受け、役を突き詰め、
キャスト同士の関係性を作り上げていった、とのこと。

「大変でないシーンがなかったと言ってもいいほど、過酷なシーンが続く日々でした。
 今日の山場を超えたと思うと、明日の山場が来て…
 片時も休まらない、身体と精神状態でしたが、チーム一丸となって頑張っていました。
 撮影では集中力が必要で、皆が尊重しあってお芝居ファーストの現場だったので
 共演者同志も打ち上げの時に初めて、プライベートなお話ができたり
 ”頑張ったよね”って言い合って、皆んなで涙したのが印象的な思い出です。」


完成した作品は、まだ客観的に観ることができず息が詰まってしまう、という菊池さん。
公開後に映画館で1人の観客として作品を観てみたいそうです。

「戦後80年の今ですが、この作品が、100年後も残って、
 1人でも多くの人に届いたらいいなぁと思っています。」

来週も、菊池さんにお話うかがいます。
お楽しみに!

M. りスタート / 豆柴の大群
(上京する時に何度も聞いていた、燃えるような気持ちを思い出す1曲。)

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