ゲストは先週に引き続き、アコーディオニストで作曲家のcobaさん。
https://www.coba-net.com/

日本を代表するアコーディオニストとして活躍を続けるcobaさんは
3歳から音感教育をされていた、とプロフィールにあります。
「その当時、僕は新潟にいて、
いわゆる、絶対音感を育てるような音感教育というのは
まだ確立されていない時代でした。
その初期をやっていた先生のところに通って
リトミックもしたけど、詩やその詩に合ったメロディーを書いたりしました。
3歳ですよ? ”詩って何?”って状態の子供に(笑)」
3歳から作詞作曲を続けたことで、作品を生み出すことが日常となり
小学校1年生のころには、
父親参観でcobaさん発案のミュージカルを披露するようにまで!
アコーディオンに触れ始めたきっかけは、
お父様がアマチュア奏者だったことでした。
「父には問題があってものすごい下手だったの。サビ前で演奏止まるし!
こうはなりたくない、と思った(笑)
ただ小学校4年の時、10歳の誕生日のプレゼントで
父が子供用のアコーディオンを買ってきたんですよ。
今なら一緒に弾きたかった気持ちもわかるんですけど、当時は嫌でしたね」
高校1年の進路指導で、初めて人生について考えた時
”アコーディオンを変えたい”と考えていた頃を思い出し
1978年、ヨーロッパ:イタリアに留学されました。
「イタリアに行ったらその段階でお前の音が変わる、とある先輩に言われて
そんなバカな、と思ったけど、空港に着いてローマにある駅まで行って。
まだ当時治安が良くなくて、急いで外に出ようと早足で出掛けたら
口笛が聞こえてきて…ヴィヴァルディ!!!!
これは、すごいところにきちゃった、と思いました。
その日から、イタリア語も含めて、見たこと聞いたことないものばかりで
食べるものもあまりに美味しくて!全てが新しい!」
国内外で活躍を続けているcobaさんの
『元気の源』について伺いました。
「食べること飲むことはもちろんだけど
多分、自分のやりたいことをちゃんとやること、だと思いますね。
先週の放送で、ライブで後悔しないことを、と申し上げたけど
人生1度きりだし、若い頃から今までアコーディオンやり続けて
後悔したくないと思うわけです。
元気だからやりたいことが出来ているとも言えるけど、
やりたいことをきちんとできているから元気なのであって、
そこで妥協や計算が入ると人生が濁るというか。
大人として必要な時もあるけど、それも踏まえながらも
でも、俺はこうだと言い続けてやりつづけなければいけない。
じゃないと、僕じゃなくなる、と思います。」
現在、全国ツアー『coba tour 2025 ACCORDION MONSTER』が現在開催中。
▼詳細はこちら
https://www.coba-net.com/tour-2025_monster/
2週にわたり、貴重な時間をありがとうございました!
来週からは、俳優の川床明日香さんをお迎えします。
お楽しみに。
M. 初めての魔女 / coba
(アルバム『ACCORDION MONSTER』より)